■物理探査

高分解能S波浅層反射法弾性波探査

高分解能S波浅層反射法弾性波探査は,陸上の表層部30~50m以浅が対象で,弾性波のうちS波を用いて地盤状況を連続的かつ精度よく把握する物理探査の一手法です。標準型2次元探査の他に,堤防用3次元探査が新たに技術開発されました。

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表面波探査

表面波探査は,地盤の表層を伝わる表面波を同時多チャンネルで測定し,解析することによって地盤のS波速度の2次元鉛直断面を得ることができる物理探査技術です。対象深度は地下15m程度以浅で,山岳地形などの複雑な地域を除いた地盤で適応可能です。

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地中レーダ探査

電磁波を地中に放射し,地下構造を調べる物理探査法の一種です。探査対象は地下表層部2~3m程度で,路面下の埋設物(ガス管,上下水道管等)や埋蔵遺跡,空洞の調査に多く用いられています。地下表層部2~3m程度が探査の対象です。

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電磁誘導法

地表で人工的に磁界を発生させて 磁界内にある金属管に微弱な誘導電流を発生させることで、地表からその誘導磁界を探知して埋設管の位置を探る方法です。探査対象は地下表層部2~3m程度で、路面下の金属製埋設管(ガス管、上下水道管等)の探査に多く用いられ、レーダー探査と併用して埋設管調査を行います。

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電気探査(比抵抗法)

地面に打ち込んだ電極から地下に電気を流すことにより、地下の電気的な性状(比抵抗)を調べ、地質状況などを推定する物理探査の一種です。主に地下水の探査や断層などの地質構造の推定に利用されます。

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CSAMT探査

人工的に発生させた電波を用いた電磁法探査で、地下水,特に岩盤中のレッカ水、温泉水源探査に威力を発揮します。
同じ電気探査である比抵抗法より深部まで探査することが可能です。

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ガンマ線スペクトル探査

放射性核種であるビスマス,タリウム,カリウムが放射壊変の際に放出するガンマ線の強さを,地表あるいは空中で測定し,地下の岩盤の亀裂状況や,地下水の賦存状況等を推定する放射能探査の一種です。岩盤の破砕帯・亀裂帯の探査、岩盤中に胚胎される地下水の探査等に有効です。

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常時微動測定

高感度の地震計を用いると,地上のあらゆる場所で,振幅が非常に小さくて正体不明の地動が観測されます。 これらの微小振動は一般に微動とよばれますが,このうちとくに周期 0.1~数秒程度のものは常時微動として区別されています。 常時微動測定によって,地盤の地震工学的特性(固有周期,増幅特性,地盤種別判定)を知ることができます。

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